龍谷高等学校

5月16日は宗祖親鸞聖人のお誕生日です。本校ではこの日を創立記念日とし、毎年お祝いをしています。
今年はコロナ禍も明け、数年ぶりに体育館に全員集まっての創立記念日の式典となりました。
はじめに音楽法要が行われました。

    

3年生も音楽法要は初めてで、少し戸惑うような様子も見られましたが、静かに厳粛に行われました。
そのあとは、記念講演で佐賀県庁より橋本聡美様においでいただき、「子どもの貧困」についてのお話をしていただきました。
自分たちにもできることがある、できることから始めてほしいというようなお話をしてくださいました。
以下生徒の感想です（ポートフォリオより）
「子どもの貧困は無視してはいけない重要な問題です。これからの世界を担っていく子どもたちを成長させていくためにも貧困は絶対に無くしていかないと思うし、苦しい思いをさせないためにも今の僕たちがこれからの世界を変えていくべきことです。 一人ひとりの力は僅かなものですが、塵も積もれば山となるようにみんなで力を合わせて乗り越えていけたらと思います。」３年１組文理進学コース槇くん
 

「前々から我が国の貧困問題について耳にすることは何度もあった。 現在は全国的に物価の高騰があったりしているので、私は以前より厳しい環境で生活することを余儀なくされた家庭も多くなったのではないかと感じた。 講演では佐賀県の行政としての支援だけではなく、民間企業の取り組みも紹介された。地域全体が一丸となって支援に取り組むことは非常に温かく、素晴らしいことだと思った。 最後には私たちができる支援策も少しではあるが紹介された。機会があれば取り組んでみたいと思う。」２年A組特進コース日高くん

         

何事も「知る」ことから始まります。知らなければ何も始まりません。自分の周りだけではなく、視野を広く持って様々な情報を正しく「知り」、正しく「判断」し、そして講堂に繋げていってほしいと思います。
そして、様々な過程、思いでこの龍谷高校に集った仲間たち。１つ何かが違えば、出会うことがなかった人たちです。世界中７０億人の人間の中で、出会えるのはほんのわずか。その出会いを大事にできる、育てていける人に成長してもらえたらと思います。

橋本様、ありがとうございました。