龍谷高等学校

葉桜の中にまだ可愛らしい花を見せてくれた心地よい春日和の今日。
256名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。そして龍谷高校を選んでいただき、ありがとうございます。
真新しい制服に身を包み、少し緊張した面持ちで仏式の入学式に臨みました。
吉松校長から入学の許可と、龍谷生としての心構えやお互いに思いやりの気持ちを持って生活をしてほしいという式辞がありました。
その後、新入生代表の河西悠さんが、「伝統ある龍谷高校の一員として、自分には何ができるかを常に考え、勉強や部活動を一生懸命がんばり、将来のために前進していく。社会のあり方や価値観が変わろうとしている今、次世代のリーダーになれるよう努力したい」ということを力強く宣誓してくれました。


           

その後、特待生辞令交付式、入寮式が行われました。学業、文化体育部門の特別奨学生の皆さんに辞令が手渡され、吉松校長から「佐賀県一、日本一を目指してしっかり努力をしてほしい」という言葉がありました。その後は紫英寮23名、紫恩寮8名の新入生の入寮式が行われました。寮長である先輩や、寮監から「きついこともあるけれど一緒に頑張れる仲間がいる。一緒にたくさん思い出をつくりましょう」という話がありました。
　　
ラストは、仏教コース開講式。今年は6名の仏教コース生が入ってくれました。7時間目の時間帯での学習になりますが、しっかり頑張って良き伝道者として成長してください。

そしてこの入学式を影で支えた生徒会。新型コロナウイルス対策として保護者1名の制限をかけさせていただきました。成長した姿、新しいスタートを迎える姿を一人でも多くの保護者さんに届けるために、これまで卒業式や吹奏楽部の定期演奏会で培った技術を駆使し、今回は教員が完全にサポート側にまわり、自分達での運営を行いました。もちろん完璧ではありませんでしたが、今回もしっかりと配信を行なってくれました。その様子はNHK佐賀でも放送されました。
放送の様子はこちらから。　　NHK佐賀放送
　

新入生の皆さんの中には、本校を第一志望で来てくれた人、不本意な気持ちを持って来てくれている人もいるでしょう。
そんなみなさんに、一つ言葉を贈ります。
『挫折は過程、最後に成功すれば、挫折は過程に変わる。だから成功するまで諦めないだけ (本田圭佑) 』
挫折＝失敗ではありません。むしろ、その経験をどう活かすかによってそれは失敗にも成功にもなる可能性を秘めています。大事なのは努力し続けること。人生においてどんなに努力をしても残念ながら必ず成功するとは限りません。しかしながらそれをわかっていても努力ができる人というのはきっと強い。そしてその過程はいつか必ずどこかで皆さんの大きな力となり、みなさんを前進させていくことでしょう。
これからもきっとたくさん泣きます。その中で光を見出せるかどうか。

そしてもう一つ、みなさんがここまで来るには本当に多くの方々の支えや力があってこそです。家族や友人、先生。そして制服を作ってくれる人、食べ物を作ってくれる人、加工をしてくれる人・・・。自分達には見えない多くの力が関わってくれることも忘れないでください。そして自分を大事に思ってくれる人、自分が大事に思う人がいるように、一人ひとりにそういう人たちがいます。そのことも絶対に忘れないでください。

さあ、新しいスタートです。精一杯サポートします。一緒にがんばっていきましょう❗️