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2022/03/22お知らせ
伝える、感じる、学ぶ〜紙芝居寄贈〜
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少し前になってしまいますが、最勝寺住職田中先生を通じて、花岡大学仏典童話紙芝居「ガマボトケ」を寄贈していただきました。
これは、基山町光蓮寺坊守でいらっしゃる山内美奈子さんが、この仏典童話を一人でも多くの方に伝えたいという思いから、布切り絵作家の方に相談され、原画を作成、その後京都の出版社に依頼されて紙芝居に仕上げられたそうです。
本校は浄土真宗本願寺派の宗門校であり、週に1時間「宗教」の授業を行なっています。よく中学生に質問をされますが、お経を唱えたりしているわけではありません。
「生きるとはどういうことなのか」「支えられ、支えていくいのち」「おかげさま」「ありがとう」の気持ちを新たにする授業です。これは、仏教だけではなく、本来どの宗教にも通じることではないかと思います。
現在、ロシアとウクライナの間で争いが起こっています。難しい問題がたくさん絡み合っているとは思いますが、ほんの少し相手にも大事な人がいること、そういうことを想像するだけで変わってくるものではないでしょうか。
自分達にできることはない、と考えるのではなく、他者を思いやり、助け合っていく思いを持っていけば、伝えていけば、何かが変わってくると思います。
本校はまたICT教育にも力をいれています。この紙芝居は宗教科に渡し、現在授業でどのように活用していくかを考えています。
「何を伝えようとしているのか」「そこから何を学び、次は誰にそれをどう伝えていくのか」
山内様、田中様、ありがとうございました。大切に活用させていただきます。