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2020/12/21お知らせ
当たり前の小さな幸せに感謝を〜コロナ禍のなかでの報恩講〜
12月16日、学園報恩講を勤修致しました。今年は新型コロナウイルスの影響でみんなで集まってのお勤めはできませんでしたが、願正寺様よりZoomで配信をし、オンラインでの報恩講となりました。報恩講とは、宗祖親鸞聖人の御命日を中心に行われる仏事で、ともに生きていく中で受けているたくさんのご恩に報いること、それに静かに思いを馳せるひとときです。今年は特に新型コロナウイルスの影響があり、「命」だけではなくたくさんの「当たり前」の大切さに気付かされた1年でもありました。普段、こういう宗教行事を生徒たちも「え〜」という感じにならないわけではありませんが、それでも2回の休校や、インターハイなどの中止を受け、そこにショックを受けるだけではなく、いつも自分たちが過ごしている日々の幸せを感じ取るような発言や、態度が見られるのは、心のどこかでこのような行事が生きているからかもしれません。
今年は白石町超光寺の御住職にご法話をいただきました。普段の生活をどう過ごしているか、幼い子供たちから高校生はどう見られているか、そういう普段気づかない小さなことに気づかせていただくお話でした。
みんなで集まることがなかなか難しい中ですが、「龍谷」という1つのご縁をいただいた私たちです。コロナ禍の中だからこそ、人と人との繋がり、生きているということ、お互いへの思いやり、そういうものを大事にしていければと思います。