校長ブログ
2023/03/08
校長ブログ〜Part14〜
校長ブログ
「和合」~御同朋・御同行~
龍谷中学校・高等学校 吉松幸宏
本校は、浄土真宗本願寺派の宗門校です。144年の歴史がある学校です。
親鸞聖人を宗祖とし毎月16日に「報恩講」という宗教行事を行っています。県内の本校関係の御住職さんから「心の教育」を目的に御講話を聴聞しています。
2月のテーマは「和合」~御同朋・御同行~でした。とてもいい話でした。人はいろんな方々に支えられて生きている。授かった命を大切に生きている。本校に通う生徒達は何かの縁あってここ龍谷学園で学校生活を送っている。友人達、先生方などから支えられて勉強や部活動などに教育活動に励んでいる。御同朋・御同行です。
ある学校の紹介がNHKで会っていた。そのクラスには障害を持った生徒が一人いていつもその生徒を中心にみんなが行動をしている。遠足では、その子供が少し遅れると全員が待ってくれる。そんな仲のいいクラス。ある時、学校で長縄飛び大会の行事がありクラスで話し合いを開き、考えた。彼が一緒に跳ぶと上手くいかないから応援係を作って参加させようとなった。しかし、ある時クラスの仲間が一緒に跳びたいと先生に言ってきた。一緒に飛ぶと負けるから話し合いの中で「応援係」を作って参加させようと決まりかけていたが、本人に聞いてみようと言うことになった。本人に聞いてみると「一緒に跳びたい」だった。みんなで話し合った結果「一緒に跳ぶ」ことになった。大会当日、一番大きな男の子がそばにくっついて一緒に跳んでいた。1回でダメになるかもしれない。でも1回、2回、3回と跳び、跳ぶ度にみんなは「やったー!やったー!」と叫んでいた。縄が彼の足に引っかかり終わって、みんながしゃがんだ時、大きな声でみんなが「やったー!」と叫んでいた。大縄跳び大会で勝つことばかりを考えて、本人の気持ちを考えていなかった事にクラスのみんなは気付いた。
本校の建学の精神である、お互いが敬愛し合う心豊かな人格を備える事。大切なことは、「ありがとう」の感謝の気持ちを持ち言葉にして言うこと。より良い仕事をしていくためには、自分だけのことを考えて判断するのではなく、まわりに気を配り考え、そして、思いやりに満ちた「利他の心」「感謝の心」をもって尽くすことです。
自分の目に見えている物だけにとらわれずに、時には自分自身が見える目を持って欲しい。見えないものを見る目を持とう、見えないものを知る心を持とう。私達のかけがえのない命は、たくさんの人たちに支えられている。
生徒それぞれが、この学校で学びたいという強い志を持って入学してきた仲間であり浄土真宗の宗門校ならではの伝統・文化のなかで育ってきた仲間達が、自分の夢実現に向かって歩んでいる。卒業する皆さんにとってはかけがえのない学校生活だったしょう。時には、「合掌・感謝・自立・明朗」この校訓の精神を思い出してください。
あたり前のことがきちんと出来る人、感謝できる人、時間を守る人、挨拶をきちんとする人、 ルールを守る人・・・人として大切なことです。
あたり前のことを軽視してはいけません。「あたりたり前」の反対語は「ありがとう」です。誰にでも平等に与えられているのは時間です。大切な1日終わった時に「今日はよかった。悔い無し」の充実した、すばらしい毎日に感謝し日々を送ってくれることを念願します。そして、龍谷高校の卒業生であると言う誇りをいつまでも持ち続けてほしい。
私も、縁あって龍谷高校にお世話になっています。陸上競技というスポーツを通しての縁、そこで出会った恩師との縁、ここで高校3年間いろんな方々から育てられた縁です。
まさに「和合」~御同朋・御同行~「感謝」です。
「和合」~御同朋・御同行~
龍谷中学校・高等学校 吉松幸宏
本校は、浄土真宗本願寺派の宗門校です。144年の歴史がある学校です。
親鸞聖人を宗祖とし毎月16日に「報恩講」という宗教行事を行っています。県内の本校関係の御住職さんから「心の教育」を目的に御講話を聴聞しています。
2月のテーマは「和合」~御同朋・御同行~でした。とてもいい話でした。人はいろんな方々に支えられて生きている。授かった命を大切に生きている。本校に通う生徒達は何かの縁あってここ龍谷学園で学校生活を送っている。友人達、先生方などから支えられて勉強や部活動などに教育活動に励んでいる。御同朋・御同行です。
ある学校の紹介がNHKで会っていた。そのクラスには障害を持った生徒が一人いていつもその生徒を中心にみんなが行動をしている。遠足では、その子供が少し遅れると全員が待ってくれる。そんな仲のいいクラス。ある時、学校で長縄飛び大会の行事がありクラスで話し合いを開き、考えた。彼が一緒に跳ぶと上手くいかないから応援係を作って参加させようとなった。しかし、ある時クラスの仲間が一緒に跳びたいと先生に言ってきた。一緒に飛ぶと負けるから話し合いの中で「応援係」を作って参加させようと決まりかけていたが、本人に聞いてみようと言うことになった。本人に聞いてみると「一緒に跳びたい」だった。みんなで話し合った結果「一緒に跳ぶ」ことになった。大会当日、一番大きな男の子がそばにくっついて一緒に跳んでいた。1回でダメになるかもしれない。でも1回、2回、3回と跳び、跳ぶ度にみんなは「やったー!やったー!」と叫んでいた。縄が彼の足に引っかかり終わって、みんながしゃがんだ時、大きな声でみんなが「やったー!」と叫んでいた。大縄跳び大会で勝つことばかりを考えて、本人の気持ちを考えていなかった事にクラスのみんなは気付いた。
本校の建学の精神である、お互いが敬愛し合う心豊かな人格を備える事。大切なことは、「ありがとう」の感謝の気持ちを持ち言葉にして言うこと。より良い仕事をしていくためには、自分だけのことを考えて判断するのではなく、まわりに気を配り考え、そして、思いやりに満ちた「利他の心」「感謝の心」をもって尽くすことです。
自分の目に見えている物だけにとらわれずに、時には自分自身が見える目を持って欲しい。見えないものを見る目を持とう、見えないものを知る心を持とう。私達のかけがえのない命は、たくさんの人たちに支えられている。
生徒それぞれが、この学校で学びたいという強い志を持って入学してきた仲間であり浄土真宗の宗門校ならではの伝統・文化のなかで育ってきた仲間達が、自分の夢実現に向かって歩んでいる。卒業する皆さんにとってはかけがえのない学校生活だったしょう。時には、「合掌・感謝・自立・明朗」この校訓の精神を思い出してください。
あたり前のことがきちんと出来る人、感謝できる人、時間を守る人、挨拶をきちんとする人、 ルールを守る人・・・人として大切なことです。
あたり前のことを軽視してはいけません。「あたりたり前」の反対語は「ありがとう」です。誰にでも平等に与えられているのは時間です。大切な1日終わった時に「今日はよかった。悔い無し」の充実した、すばらしい毎日に感謝し日々を送ってくれることを念願します。そして、龍谷高校の卒業生であると言う誇りをいつまでも持ち続けてほしい。
私も、縁あって龍谷高校にお世話になっています。陸上競技というスポーツを通しての縁、そこで出会った恩師との縁、ここで高校3年間いろんな方々から育てられた縁です。
まさに「和合」~御同朋・御同行~「感謝」です。