校長ブログ

2020/01/23

校長ブログ~朝の参拝講話よりPart16~

「命」
 
先日、龍谷学園グループの総会のため京都へ行ってきました。
龍谷学園グループの高校は全国に26校あります。(25校が日本で1校ハワイ)
全国の校長先生達と情報交換したり、いろんな学校での悩みや、頑張ってることを紹介したり、滅多に一同が会することがないので貴重な時間でした。
その総会で「校長」対象に講演がありました。テーマは「命」「人生」「感謝」そんなテーマの内容でした。
講師は、ビハーラ病院医院長補佐でありビハーラ室室長の花岡尚樹様
ここの病院は、日本でも少ない僧侶が常駐している病院。
医療の関係者が患者の「痛み」を取り除き、僧侶が「苦しみ」を受け入れ支え、その人らしく穏やかに生き抜いていただけるようサポートしている病院。・・ホスピスなんだと思った
ある患者さんの許可を得て、その方が入院されて亡くなるまでを紹介された。
「苦しかったけど、楽しかった」そうです。
そもそも、病院にお坊さんが衣姿でいたら・・・想像してください。「えっ」ですよね。
末期癌になっている患者さんと最後までともに過ごす。
普通病院は、面会時間が決まってていたり、食事等も制約があったりします。
ここは、患者様の最後の人生のための病院。「ぬくもり」と「おかげさま」の病院。
面会時間も自由、食事も自由、お酒も、煙草も自由なんです。
驚いたことに、朝から好きなお酒で酔っ払っている患者さんもいるという。
面会も人だけでなく、ペットも自由、犬、猫、亀、イグアナも来たらしい。すごい。
「どう生きるか」を考えると限界がある。
「どう生かされてるか」と考えると「ありがとう」が言える。「感謝」がうまれますと言われた。その時でした、「ありがとう」の反対語は何でしょうか?の質問があり、みんな何だろう?「すいません」「ごめんなさい」・・・・・・・?
「あたりまえ」なんです。初めて知りました。「ありがとう」の反対は「あたりまえ」!
過去を変えることは出来ないが、意味を変えることは出来る。
人は事実で生きているのではない、人は意味を持って生きている。と話され考えさせられた。
自分は、「どう生かされているのだろう」と考えさせられました。
【追伸】
先日、盲学校からある先生が御礼に来られた。
今年、盲学校生徒とのサッカー部が「ブラインサッカー」を通して交流会を行った時のお礼。
とても感謝された。今まで、盲学校の生徒があんなに笑顔で喜んでいる姿を見たことがなかった。
それと、龍谷のサッカー部の生徒さんの対応の素晴らしさにも感動した。嬉しかったです。
今度は、本物のサッカー場でやってみたい。人口芝を触りたい。と生徒は心躍らせてますと。
地域も含め、いろんなところで活躍してくれている生徒達に感謝です。
 
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