校長ブログ

2019/09/27

校長ブログ~朝の参拝講話よりPart10~

校長ブログ⑩
「感激」
 
自分は高校(16歳)から26歳までの11年間、本格的に陸上競技を学び引退をしました。
龍谷高校で⒊年、筑波大学で4年、教師になって実業団で4年です。
専門種目は大学から本格的に400mハードルを専門にやっていました。そう言うことから陸上への思い入れは深いし、今でも大好きなスポーツです。今でも、よく競技会場へ足を運び観戦し応援をします。先日も、全日本実業団陸上は大阪へ行きました。
今、日本陸上界は東京オリンピックを目前に控え多くの短距離選手の成長と活躍は素晴らしいものがあります。注目は特に100mとリレー。もちろんマラソンも注目されています。
10秒を切って9秒台へ入った選手が2人出ました。桐生祥秀選手、サニーブラウン・ハキューム選手。他にももうすぐ切れそうな選手が数名いる。山縣選手、ケンブリッジ選手、小池選手、多田選手。頑張って今年の世界陸上、東京オリンピックで活躍して欲しい。
ところで、短距離ランナーの末続慎吾さんをご存じだろうか。フランスのパリで行われた世界陸上で200m決勝進出し3位(銅メダル)を獲得した選手です。その後も北京で行われたオリンピックの400リレーで銀メダルを取ったときのメンバーです。
そのパリで行われた世界陸上の決勝。4レーン末続慎吾JAPANの選手紹介。
末次選手の回りの選手は全員黒人選手。今までそんな光景は見たことがない。
スタートのやり直しが2回あった。末次選手が審判から何か言われている。何だろう?
応援している自分としては、心配です。世界大会の決勝ですよ。最高に集中し緊張してる場面で何か言われている。何なんんだ!と心配になった。
いよいよす200mスタート。コーナーを抜けて直線に入ったときは4~5番目だったかな?先頭集団に並んでいる。
ゴールに5名ほどの選手がなだれ込んだ。二人は少し前に抜けていた。末續選手⒊人がなだれるようにゴール。よく目もあるが、自分的には末續選手が3位に入ったと思った。なかなか結果が発表されない。写真判定。電光掲示板をみんなが注目する中、でた!3位!
末続選手は、走って高野コーチのもとへ行き。抱きついた。泣いていた。泣き崩れる末續選手を抱き上げ、日の丸の国旗で包み再び抱き合っていた。大きな声で「ウォー」って末續選手が雄叫びをあげていた。その光景を見て、自分の身体に熱いものがこみ上げた。何故か涙が出てくる。「感激」した。
どうしてかな、何故かなと。とてもうれしかった。自分が走ったわけでもないのに。こんな気持ちを味あわせてくれた末續選手に「感謝」です。そして、陸上をしていて良かったと思った。ちなみに、こんな気持ちとは感動や、元気や、勇気や、やる気や、夢だと思う。
自分は、何かに一生懸命に打ち込むことは、とても価値があり良いことだと思う。
自分も陸上競技で辛く、苦しい時もあったから余計にそう感じたのかもしれない。
高校3年間は、短いけれど何かに一所懸命になってほしい。
 
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