建学の精神と創立150周年に向けて
学校法人佐賀龍谷学園は、1878(明治11)年に創立され、佐賀県では現在の佐賀西高等学校に次いで二番目に古い歴史と伝統のある学園であります。創立以来現在に至るまで、親鸞聖人の「み教え」を建学の精神として、こども園から中学校、高等学校、短期大学と、人の育成に力を注ぎ続けています。
しかしながら、短期大学に関しましては、18歳人口の減少や四年生大学志向など短期大学を取り巻く環境が大きく変化しており、厳しい運営状況が続いておりました為、誠に残念ではございますが慎重に協議を重ねた結果、今年の2月に短期大学の令和7年度以降の学生募集停止を決定させていただきました。最後の学生となる現在学生の教育・進路支援等については教職員一同これまで同様に全力を挙げて取り組んで参ります。
本学園の理念として根底には創立以来変わらずに築きあげた「心の教育」の実践があり、またこのように厳しい社会状況下であるからこそ、これからも最も必要なことであると確信しております。
そして日々の「心の教育」によって、園児・生徒・学生と教職員がともに学びを深め、学んだことを実践する力をいっそう進化させてくれていることに、とても有り難く思っております。
私は永年政治の世界で仕事をしてきましたが、本学園の長所を伸ばしつつ、地域との連携を深め、ひとり一人の人の育成に学園一体となり取り組んで参ります。
佐賀龍谷学園の歴史と伝統を基礎とし、令和10年に迎える創立150周年に向けて今後も学園の発展を目指して歩んで参ります。
理事長 篠塚 周城